介護の仕事に向いているのはどんな人か、性格的な面と働き方の面から見てみましょう。まず、性格的な面から見ると、「人と関わることが好き」「思いやりがある」「コミュニケーションを取ることが得意」「向上心がある」「明るくて元気」「チームで働くのが好き」といった特徴を持つ人が向いていると言えます。
介護職は、施設の入居者や在宅介護サービスの利用者の命を預かる仕事です。そのための信頼関係を築くには、何よりも人と接することが好きではないと務まりません。また、ほとんどが自分よりも年上となるので、敬いの心を持ち、丁寧に接する気配りも必要となります。そして、資格を取るなどして自分ができることを増やしていこうと勉強する向上心も大切です。
次に、働き方の面から見ていくと「夜勤や土日祝日でも仕事をすることに抵抗がない」「スキルアップを目指したい」という特徴を持つ人が挙げられます。介護の仕事、中でも介護施設などでは、そのほとんどに夜勤や土日祝日の出勤があります。そのため、そのような働き方に抵抗がない人にはとても向いている職場環境だと言えます。また、介護職は勤務年数以外にも、資格を取得することによって給料が上がる職種なので、スキルアップをやりがいに感じられる人には、とても向いていると言えるでしょう。
逆に、潔癖症であったり、せっかちであったり、マイペースでチームで仕事をすることが得意ではなかったり、細かいところにまで注意をすることができないといった人には、介護の仕事は向いていません。利用者のペースに合わせて、何事も注意深く行う必要があるためです。